オリックス U18台湾代表リストアップ メジャーも注目の最速153キロ右腕・陳睦衡 打撃も非凡“二刀流”

 オリックスが米メジャーからも注目されているU-18台湾代表の右腕、陳睦衡(チェン・ムーヘン)投手(18)を獲得を視野にリストアップしていることが13日、分かった。

 陳は8日まで台湾で開催されたU-18アジア選手権で自己最速153キロをマークし、2次リーグ・日本戦(6日)でも4回無失点と好投。最優秀防御率、最高勝率、ベストナインの3冠を受賞した。オリックスは球団関係者が同大会を視察し、潜在能力を高く評価している。また、内野手としてもプレーする“二刀流”で、打撃でも非凡なセンスを持っている。

 台湾選手については、日本ハムが昨年10月に孫易磊(スン・イーレイ)投手(19)を育成選手として獲得した例がある。陳は海外球界への挑戦を視野に入れており、大会中はオリックスだけでなく他の複数球団も視察。日米での争奪戦に発展する可能性もある。

 獲得に向けては外国人枠などの問題があり、また、来月にはドラフト会議も開催されるため、オリックスは補強状況なども見ながら、今後も調査を進めていく。

 ◆陳睦衡(チェン・ムーヘン) 2006年3月23日生まれ、18歳。台湾出身。右投げ左打ちの投手、内野手。181センチ、80キロ。殻保家商卒。台湾代表では23年U-18W杯、U-18招待大会、24年U-18アジア選手権などに出場。最速153キロ。持ち球はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ。

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