オリックス・安達 引退会見「守れなくなったら決めていた」5・1ロッテ戦で3失策 続いた苦悩の日々
今季限りでの現役引退を表明したオリックス・安達了一内野手(36)が13日、京セラドーム大阪で引退会見に臨んだ。
「守備が守れなくなったら引退と決めていた」
5月1日・ロッテ戦では1イニング3失策し、「あのあたりから様子がおかしくなって、そこからだいぶ悩むようになりました」と苦悩の日々が続いた。プロ13年間を振り返り「守備のおかげでここまでできたので、後悔はない」と口にした。
16年1月に潰瘍性大腸炎が発覚。持病を抱え、プレーしてきた。診断された時は「素直に辞めようと思いました」。ただ、家族やファンの支えが続ける理由となった。
先日、引退会見に臨んだT-岡田が花束贈呈サプライズ登場。少し涙目の安達は「本当に(T-岡田が)いてくれて良かった」と感極まった。
◆安達 了一(あだち・りょういち)1988年1月7日生まれ、36歳。群馬県出身。179センチ、80キロ。右投げ右打ち。内野手。榛名から上武大、東芝を経て、11年度ドラフト1位でオリックス入団。プロ初出場は12年5月12日・楽天戦。16年1月に潰瘍性大腸炎を発症して同年4月に1軍復帰。プロ通算1175試合で打率・244、36本塁打、325打点。