巨人の粋な演出が絶賛の嵐 引退表明のヤクルト・青木に花束、テーマ曲も流す異例の光景 SNS「泣けた」「球界の盟主」

 現役引退を表明したヤクルト・青木宣親外野手が14日、東京ドームで行われた巨人戦後のグラウンドに登場し、ファンに挨拶。試合には敗れた巨人も粋な計らいで演出し、SNSで称賛の嵐となった。

 この日、ヤクルトは東京ドーム最終戦。勝利後、外野に整列して挨拶した際には青木が音頭を取り、頭を下げた。

 この後、WBC日本代表でチームメートだった巨人・坂本勇人内野手、長野久義外野手が駆け寄り花束を贈呈。球場アナウンス、大型ビジョンで「東京ヤクルトスワローズ 青木宣親選手 21年間お疲れさまでした」と青木の引退が伝えられると、ヤクルトファンだけでなく、巨人ファンからも「青木コール」と大きな拍手がわき起こった。

 最近では相手チームから花束を手渡すことは増えてはいるものの、青木のテーマ曲であるGLAY「BELOVED」を流す粋な演出。ビジターでは異例の光景に、涙を流すファンの姿もみられた。

 ヤクルトの選手はもちろん、巨人は坂本、長野だけでなく、丸ら大多数の選手がベンチ前に整列して敬意を示すと、青木が一塁側へ走ってベンチ前で挨拶。巨人の職員も拍手を送っていた。

 優勝争い佳境で痛い敗戦の巨人だが、長く戦ってきたレジェンド選手に最大限の敬意。SNSでは「泣ける。ビジターで相手選手の曲使わないのに」、「巨人軍に感謝」、「やっぱ巨人は球界の盟主」、「青木選手は偉大」、「巨人に優勝してほしい」、「泣ける試合だった」などの声であふれた。

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