オリックス 比嘉の引退を球団が発表 会見&引退セレモニーは辞退「本当に苦手な性分で」1軍昇格

 キャッチボールする比嘉(撮影・石井剣太郎)
 拍手で迎えられる比嘉(右から3人目)=撮影・石井剣太郎
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 「オリックス-ソフトバンク」(15日、京セラドーム大阪)

 オリックスは15日、比嘉幹貴投手(41)が今季限りで現役引退することを発表した。

 比嘉はこの日、ソフトバンク戦が行われる京セラドームに電撃合流し、試合前はキャッチボールなどを行った。

 球団を通じてコメント。以下全文。「今シーズンをもちまして現役を引退させていただきます。入団した当初は、この年齢までユニホームを着て戦えるとは思っていませんでした。振り返ると15年間のプロ野球生活でしたが、毎年のようにケガをしたりうまくいかないことが多く、つらい時期が長かったです。そんな中、監督、コーチ、球団スタッフ、トレーナーチームをはじめ周囲の皆さんの多大なお力添えをいただけたことで、ここまでプレーすることができました。心より感謝しています。野球を教えてくれた父、どんな時も見守ってくれた母、文句一つ言わず野球中心の生活をさせてくれた妻、息子たち、家族の支えで今があります。ありがとう。ファンの皆さん、私は京セラドーム大阪のマウンドが大好きです。マウンド上でいただいた、あたたかい声援は、いつも背中を押してくれました。大きなパワーをもらいました。嬉しかったです。2014年に優勝することができず、チームとして本当に苦しい時期が長くありました。どんな時でも声援を送り続けてくれてくださり、やっと優勝できた時に、ファンの皆さんと喜びを分かち合えた時は、幸福感でいっぱいでした。御堂筋での優勝パレードの景色、一生忘れません。いろいろなことがあったプロ野球人生でしたが、恵まれた環境の中でプレーができて、日本一も経験させてもらい本当に幸せものです。オリックス・バファローズに入れて良かったです。球団からは記者会見や引退セレモニーの打診もいただきましたし、本来であれば、皆さまの前で直接お伝えすべきところではありますが、私自身、そういったことが本当に苦手な性分であり、こうして球団や報道を通じてのご挨拶となることをお許しください、15年間、本当にありがとうございました」

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