オリックス 宮城大弥が意地の8回無失点 防御率は1点台に突入 登場曲で粋な演出→去りゆく先輩たちに贈る熱投

 7回、今宮をセンターフライに打ち取った宮城(撮影・石井剣太郎)
 先発し力投する宮城(撮影・石井剣太郎)
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 「オリックス-ソフトバンク」(15日、京セラドーム大阪)

 オリックスの宮城大弥投手が8回無失点の力投を見せた。

 今季、宮城は登場曲にモンゴル800の「小さな恋のうた」を選択していたが、この日はまず現役引退を表明しているT-岡田のチャンス限定で流れる登場曲、ケツメイシの「カーニバル」が流れ、その後、同じく現役引退を表明している安達が選曲する、なにわ男子の「ダイヤモンドスマイル」が流れた。

 これにはオリックスファンも大喜び。宮城らしい心遣いが見えたシーンだった。去りゆく先輩たちを思いながらマウンドに上がった左腕。走者を許しながらも気迫を前面に出して走者を生還させなかった。

 七回には2死満塁のピンチを背負うも、最後は今宮を押し切って中飛に仕留めスコアボードにゼロを並べた。八回も上位打線をきっちりと3人で仕留めた。

 8回4安打無失点、121球の熱投。防御率は1点台へと突入した。現在、119回2/3投球回で4年連続の規定投球回到達(143イニング)は微妙な状況となっているが、シーズン終盤でまだ可能性を残すピッチングとなった。

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