引退の西武・金子侑が夫人と愛犬から花束を贈られる ビジョンの手紙で感謝「12年間、本当に夢のようで幸せな時間でした」胴上げは7度

 ナインに胴上げされ笑顔を見せる金子侑(撮影・園田高夫)
 妻と愛犬から花束を受け取る金子侑(撮影・園田高夫)
 金子侑のセレモニーをベンチから見つめる妻と愛犬(撮影・園田高夫)
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 「西武7-1ロッテ」(15日、ベルーナドーム)

 西武・金子侑司外野手が「1番・左翼」でフル出場した試合後の引退セレモニーで、2021年に結婚した夫人と愛犬から花束を贈呈された。背中に小さな花を背負ったワンちゃんを連れた夫人がマウンド付近の金子侑のもとへ。花束を贈られると、2人はそっと抱き合った。

 その後は金子侑が記した長文の手紙が、場内の大型ビジョンに映し出された。「自分なりに考え、今回皆様への気持ちや自分の思いを手紙という形で伝えさせてくただくことにしました」と始まり、引退試合の機会を与えられたことを球団に感謝。両親には「大きな愛を与え続けてくれたおかげでここまでやってくることができました。2人の笑顔が見たくてもっと頑張りたかったけど…」とつづった。ファンには「ライオンズファンの皆様の応援が12球団で1番だと思っていますし、僕は本当に大好きです」とつづり、スタンドの観客が涙する場面もあった。

 最後に僕の野球人生に携わってくれた全ての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました」と頭を下げ「12年間、本当に夢のようで幸せな時間でした。本当に皆さん、ありがとうございました」とあいさつし、もう一度深々と頭を下げた。

 場内を一周した後はチームメートに胴上げされ、背番号と同じ7度宙に舞ってグラウンドを後にした。

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