栗原V打でソフトバンクM7 6連勝で12球団一番乗り「80勝」 最短で18日にリーグ優勝

 「オリックス0-3ソフトバンク」(15日、京セラドーム大阪)

 安易な表現だが、これぞまさしく“執念の決勝打”だろう。ともに無得点で迎えた延長十二回、ここで点が入らなければ、ソフトバンクの勝利がなくなる。

 「あれだけピッチャー陣がずっとゼロで頑張ってきた。何とか野手陣が頑張らないと、とは思っていました」と栗原。直前の代打・中村晃が7球粘って四球を選んでの1死満塁。山田の変化球を捉えた打球は中前へ落ちる先制打となった。

 「あと一本がどっちに出るかという試合だったので、最後の最後にこっちに出たということ」と小久保監督。6連勝で12球団一番乗りの「80勝」に到達。優勝マジックは7となり、最短で18日にリーグ優勝が決まる。

 栗原は言う。「すごい緊張感。一打席一打席いろいろな感情がありますけど、その中でしっかりと結果を出すことが一番」。頼もしい限りの勝負強さが、4年ぶりのV奪回への推進力になる。

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