慶大・清原Jr.「よっしゃー!!」今秋初安打&得点 開幕戦無安打から気持ち切り替え結果

 「東京六大学野球、慶大5-1立大」(15日、神宮球場)

 2回戦2試合が行われた。慶大が立大に快勝で1勝1敗とし、3回戦に持ち込んだ。12日にプロ志望届を提出した清原正吾内野手(4年・慶応)が、プロ通算525本塁打を誇る父・和博氏(57)が見守る中、今秋初安打をマーク。投げては、元広島の父を持つ広池浩成(2年・慶応)、前田晃宏(3年・慶応)の2投手がリレーで勝利を導いた。早大は東大に連勝で勝ち点1を獲得した。

 「よっしゃー!!」。先制のホームを踏んだ清原は喜びの雄たけびを上げた。開幕黒星から一夜明け、2回戦は快勝。その起点となる一打を放った。

 0-0で迎えた四回先頭だ。元ダイエー(現ソフトバンク)の大越基氏を父に持つ立大・怜投手(3年・東筑)に対し、1ボールから136キロを捉えた。痛烈な打球が中前へと抜けていき、今季初安打をマーク。その後、真田の先制適時打で生還し「1戦を迎えるごとに引退の日が近づく中で、勝つことに貪欲にやっていくと決めた。自分が先制のホームを踏めたことがうれしくて、ほえてしまいました」と白い歯をこぼした。

 プロ志望届を提出し、覚悟を持って臨む今秋リーグ戦。14日の開幕戦では5打数無安打2三振に終わり、チームもサヨナラ負けと悔しいスタートとなった。「もう1回、自分の打席を振り返って、マインドリセットして、素振りをしてから寝ました」。父・和博氏も見守る中、気持ちを切り替え結果を残し、「ホッとした部分があります」と安堵(あんど)した。

 チームの勝利のため、プロ入りをかなえるため、「このシーズン、できるだけ多くのヒットとホームランを打てればと思っている。明日は僕が打ってチームの勝ちにつなげられたら」と清原。この快音から、さらに状態を上げていく。

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