ドラフト1位候補の関大・金丸 締めた2K DeNAスカウト絶賛「モノが違う」
「関西学生野球、関大1-0立命大」(15日、マイネットスタジアム皇子山)
2回戦2試合が行われ、関大が1-0で立命大に勝利して1勝1敗とした。今秋ドラフト1位候補の最速154キロ左腕・金丸夢斗投手(4年・神港橘)が九回から登板し、1回1安打無失点で試合を締めくくった。近大は京大を7-1で下し、勝ち点を獲得した。
一打同点のピンチで関大・金丸の目の色が変わった。1点リードの九回1死二塁。3球で空振り三振を奪うと、続く打者も追い込んでから遊び球なしの146キロ直球で空振り三振に切り、シャットアウトした。
「ギアを上げて投げることができた」。5月中旬に発症した腰の骨挫傷から復帰後、対外試合2度目の登板。1死からこの日最速149キロ直球を捉えられて左中間への二塁打を浴びるも2者連続三振で1点を守り切った。ネット裏には畑山統括スカウトら3人態勢の阪神など3球団のスカウトが訪れ、全て編成幹部クラスが視察。DeNAの八馬スカウティングディレクターは「モノが違う。ボールは一級品」とうなった。
勝ち点の行方は3戦目にもつれたが「(連投も)全然問題ない」と金丸。ドラフト目玉候補の完全復活の時が着実に近づいている。