西武・金子の引退試合で捕邪飛あえて捕らず ロッテ選手の粋な演出に西武元監督も感謝「佐藤捕手、流石です」

 西武の元監督、辻発彦氏が15日、自身のXを更新。同日に行われた西武・金子侑司外野手(34)の引退試合に言及した。

 金子はベルーナドームで行われたロッテ戦に「1番・左翼」でスタメン出場。教え子の勇姿を観戦に訪れた辻氏は「こんなに楽しくプレー出来たのは初めての経験だったでしょう ネコ、私もフル出場でノーヒットでしたよ お疲れ様でした。最高の引退試合でした」とねぎらった。

 さらに、辻氏は引退試合を盛りあげた選手にも触れ、「8回裏の攻撃、ネコにもう一度打席を!と必死にで繫ぐ選手達!一死満塁で見逃し三振の元山選手、ファールフライを捕らなかった佐藤捕手、流石です」と感謝した。

 ロッテ・佐藤は八回、金子が打ち上げた捕邪飛を見失ったように追わず、最後は打球に追いつきそうだったが捕球せず。金子はその後、7球目を打って遊直に倒れた。

 ロッテファンからは金子コールもわき起こるなど、西武を支えた功労者に対し、両軍が敬意を示した。

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