オリックス 6連敗で今季の勝率5割以下が確定 3連覇チームが屈辱のシーズン 今季22度目の完封負け

 「オリックス0-1ソフトバンク」(16日、京セラドーム大阪)

 オリックスは今季2度目の6連敗を喫し、今季のシーズン勝ち越しの可能性が消滅した。今季22度目の完封負けだ。

 先発の曽谷は初回から好投し、六回までは無失点投球を披露。相手先発・石川との投手戦を演じたが、七回に曽谷自身の拙守などでピンチを広げ、2死二、三塁から代打・石塚に勝ち越しの左犠飛を打たれ、先制点を献上した。

 7回5安打1失点(自責0)も好投報われず今季11敗目。防御率2・31とローテーション投手としては立派な数字を残しているが、勝ち星に恵まれない。

 今季限りで現役引退を表明している比嘉が1点ビハインドの八回2死二塁から登板。マウンド上で中嶋監督からボールを受け取り、同郷沖縄の山川と対戦した。

 カウント3-1から四球で出塁を許し、2死一、二塁としたが、次打者・中村晃を右飛に抑え、ピンチを切り抜けた。

 前日、中嶋監督は「打線がピッチャーを助けることができていないのが全て」と言及していたが、この日も打線の貧打が苦しかった。相手先発・石川に七回まで無失点投球され、チャンスらしいチャンスも作れず。この日、球団を通じて現役引退を表明する小田も球場から見守る中、攻撃陣が奮起できなかった。

 大逆転CSは絶望的。9月に入り、チームの月間成績は4勝9敗だ。

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