阪神VS巨人の一騎打ち 意外な優勝決定になる可能性が浮上 交流戦で沈んだ阪神が有利に 勝率など並んだ場合
セ・リーグは16日、各地で3試合が行われ、首位・巨人が東京ドームで中日に快勝。一方、2位・阪神もヤクルトに完封勝ちで2ゲーム差でピッタリと追走。3位・広島は大敗で3ゲーム差と開き、伝統球団による一騎打ちの様相を呈してきた。
巨人は残り12試合、阪神は残り10試合。うち直接対決は甲子園で22、23日と2試合が予定されている。巨人は現在70勝55敗、6分けの勝率・560、阪神は69勝58敗、6分け。両チームが勝率、勝利数で並ぶ可能性が浮上した。
セ・リーグのアグリーメントによると優勝球団の決定は①勝率第1位②勝利数③当該球団の直接対戦成績とある。今季、阪神-巨人は残り2試合を残して11勝11敗1分け。直接対決残り2試合で1勝1敗となれば、ここでも並んでしまう。
そして4番目に来るのがリーグ内125試合での対戦成績。巨人は交流戦で8勝9敗1分け、阪神は7勝11敗と大きく負け越した。これにより阪神のリーグ戦勝率が巨人を上回る形となる。最終戦までもつれる可能性がある今季のセ・リーグ。岡田監督は「目の前の試合をとにかく勝っていくだけですね」と語り、阿部監督は「その日を今日!といってあと12試合やりたいなと思います」と力を込めた。