「巨人７－１中日」（１６日、東京ドーム）

　巨人リーグ制覇への号砲を高らかに鳴らした。岡本和真内野手が２戦連発となる決勝の２４号２ラン。連勝で５年ぶりのリーグ最速７０勝に到達。主砲の完全復活も近づき、チームにもいよいよエンジンがかかってきた。

　０－０の初回２死一塁。変化球を完璧なタイミングで捉えると白球は弾丸ライナーで飛んでいき、左中間スタンドに消えた。相手に特大のダメージを与えると「先制点を取れたことが素直にうれしいです」と笑みを浮かべた。

　不動の４番に引っ張られるように３番・吉川も六回に５号ソロを打ち、２戦連続のアベック弾となった。「また残り（試合）も打てるように頑張りたい」と岡本和。不振に苦しんだ時期もあったが、７連戦中は全試合で安打を放ち、打率・２９６、２本塁打、５打点と調子も上がりつつある。今季通算打点は７３として、ヤクルト・村上を抜いてリーグトップに浮上した。

　最短で１８日にも優勝マジックが点灯する。一戦必勝で臨む中、自らのバットで頂点への道を切り開いていく。