巨人・阿部慎之助監督（４５）が１７日、阪神との２２日からの２連戦（甲子園）で、菅野智之投手（３４）を先発起用することを明かした。２位・阪神とは現時点で２ゲーム差。歴史的な混セの大一番となる可能性がある２２日に、大黒柱を投入する。

　指揮官の言葉も自然と熱を帯びる。「そこでしょ。そこしかないでしょ」と２０日から広島２連戦（マツダ）、その後は阪神２連戦と、敵地で“４番勝負”を控えており、重要な対決と位置付ける。阪神との大事なカード初戦で先発となる菅野は、１５日・中日戦で今季初の中４日でマウンドに上がり、２２日は中６日での登板となる。今季、甲子園では３試合の先発で防御率０・８７、１勝０敗。“聖地の虎キラー”を起用して必勝態勢で挑む。

　２３日の２戦目は１８日・ＤｅＮＡ戦（東京ド）で先発するグリフィンが中４日、もしくは中６日で赤星が先発する可能性がある。助っ人左腕はまず、ＤｅＮＡ戦に向け「自分の先発としての役割をしっかり行う」と必勝を誓った。最短の優勝マジック点灯は１８日。先発陣も奮起してリーグ制覇をたぐり寄せる。