ソフトバンク M5から減らせず 近藤離脱が響き連勝ストップ 最短V20日 小久保監督「あと五つ勝てばいい」
「ソフトバンク2-3日本ハム」(17日、みずほペイペイドーム)
歓喜の瞬間は先延ばしとなった。ソフトバンク・栗原が初回に適時打、八回は犠飛で計2打点も、絶対的な主軸だった近藤の離脱が響いた形での敗戦だ。今季最長に並ぶ連勝は7でストップし、4年ぶりの優勝へのマジックナンバーは5から減らず。最短の優勝決定は20日となった中、小久保監督は「いるメンバーでやるだけ。あと五つ勝てばいい」と自らに言い聞かせるように話した。
近藤に代わって5番を務めたのが3年目の正木。昨季の開幕戦以来となる打順で、四回1死一塁で遊ゴロ併殺打に打ち取られる。1点差に迫った八回2死二、三塁では力のない右飛に倒れ、本拠地はため息に包まれた。
優勝が目前に迫る中での、主力のアクシデントというのは痛恨。正木にかかる期待は大きくなるが、指揮官は「ずっと出ていて、突然出した選手じゃない」と信頼を寄せる。頂点への最後のヤマ場となりそうだ。