日本ハム ソフトB戦6連勝でついに対戦成績五分に 伊藤が2戦連続完封でリーグ単独トップ13勝目 新庄監督べた褒め「僕の理想。素晴らしい」

 「ソフトバンク0-3日本ハム」(18日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムが対ソフトバンク6連勝。対戦成績を11勝11敗1分の五分とした。貯金16で首位のソフトバンクとのゲーム差は9となった。

 二回、マルティネス、万波の長短打で1死一、三塁として水野の中犠飛で先制。六回はソフトバンク・大関の緊急降板直後の隙を突くように、上川畑が振り逃げで出塁。清宮が右中間二塁打で好機を広げ、マルティネスの遊ゴロの間に追加点を奪った。

 水野は前夜の決勝打に続いてこの日も打点。「マンチュウ(万波)が連打でつないでくれたので、何とか繋ぎたいと思っていました。最低限の仕事ができて良かったです」と役割を果たしたことを喜んだ。さらに九回にはレイエスが左中間への21号ソロを放ち、試合を決定付けた。

 先発の伊藤は初回1死一、二塁、二回1死一、三塁のピンチを切り抜けると、走者を許しながら得点は許さない粘りの投球。今季最多の135球の熱投で9回9安打無失点。今季4度目、2試合連続完封でリーグ単独トップの13勝目を挙げた。

 試合後、新庄監督は先発の伊藤の2戦連続完封について「僕がこの3年間理想としてるのは先発投手が新しいマウンドに立って、最後までマウンドに立ち続けるというのが僕の理想の試合展開。今回で4回目かな、そういう選手があと3人ぐらいいてくれたらいいなと。1回の伊藤君と9回の伊藤君がまったく一緒な感じ。それぐらい安心感があった。さすが僕が選んだ開幕投手ですね」と、称賛。「投げるコツみたいなものをつかんだんじゃないか。3試合前ぐらいから、1回のスピードと9回のスピードが変わらない。むしろ上がってるぐらい。感覚をつかんだ気がする。最後130超えたので、打たれたら田中くんに代えるつもりだった。そこで抑えるのが素晴らしい」と、唸った。

 ソフトバンクとの対戦成績を五分としたことでパの5球団で負け越しているチームはなくなった。「これはマジですごいことですよ。本当に。シーズン終わりには全部のチームに勝ち越したい」と、手応えを語った。

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