「巨人－ＤｅＮＡ」（１８日、東京ドーム）

　巨人は１点を勝ち越された直後の八回裏、執念の同点劇を見せた。

　先頭の岡本和が四球で出塁。続く浅野は送りバントも十分に考えられるケースだったが、阿部監督はヒッティングを指示。ＤｅＮＡバッテリーも牽制を入れたり、初球ボールから入るなど慎重に対応した中、浅野は追い込まれながらも左前に落として好機を拡大した。

　そしてオコエは三塁前にきっちり送りバントを決めたが、アウトと判定された一塁への駆け込みについてリクエストを要求する執念を見せた。そして１死二、三塁から岸田がフルカウントから外角球にくらいつき、打球は二塁へのゴロに。岡本和がホームへヘッドスライディングする気迫を見せ、同点に追いついた。

　直前にはバルドナードが押し出し四球を与えて勝ち越し点を献上してしまい、沈んでいた巨人ファンも息を吹き返し、大歓声に沸いていた。