日本ハム・新庄監督 くも膜下出血から回復し初観戦の小村球団社長に白星贈り安堵「きょうはなんとしても、と。よかった」

 みずほペイペイドームでの今季最終戦を終え、ファンにあいさつに向かう新庄監督ら日本ハムナイン
 新庄監督(右)とタッチをかわす伊藤(撮影・石井剣太郎)
 みずほペイペイドームでの最終戦を終え観客にあいさつする新庄監督(中央)ら日本ハムナイン(撮影・石井剣太郎)
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 「ソフトバンク0-3日本ハム」(18日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムが対ソフトバンク6連勝。対戦成績を11勝11敗1分の五分とした。貯金16で首位のソフトバンクとのゲーム差は9となった。

 この日は6月にくも膜下出血で倒れた小村球団社長が開頭手術、療養を経て、この日初めて球場入りしており、新庄監督は「きょうは小村(勝)社長がくも膜下から奇跡的な回復をして球場にきていただいて、みんなの前に顔みせていただいて、きょうはなんとしても社長のために勝つぞという気持ちで臨んだ。よかったです」と勝利を噛み締めた。

 先発の伊藤の2戦連続完封については「僕がこの3年間理想としてるのは先発投手が新しいマウンドに立って、最後までマウンドに立ち続けるというが僕の理想の試合展開。今回で4回目かな、そういう選手があと3人ぐらいいてくれたらいいなと。1回の伊藤君と9回の伊藤君がまったく一緒な感じ。それぐらい安心感があった。さすが僕が選んだ開幕投手ですね」と、称賛。「投げるコツみたいなものをつかんだんじゃないか。3試合前ぐらいから、1回のスピードと9回のスピードが変わらない。むしろ上がってるぐらい。感覚をつかんだ気がする。最後130超えたので、打たれたら田中くんに代えるつもりだった。そこで抑えるのが素晴らしい」と、唸った。

 ソフトバンクとの対戦成績を五分としたことでパの5球団で負け越しているチームはなくなった。「これはマジですごいことですよ。本当に。シーズン終わりには全部のチームに勝ち越したい」と、手応えを語った。

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