巨人が執念ドローで優勝マジック「9」が初点灯!八回に岡本和が気迫のヘッスラ同点ホーム 2位・阪神は1・5差に

 「巨人2-2DeNA」(18日、東京ドーム)

 巨人が執念のドローで、優勝マジック9を点灯させた。

 4年ぶりのリーグ制覇へ、歓喜の瞬間が訪れたのは延長十二回だ。高梨がきっちりと三者凡退に抑えると、阿部監督はベンチでガッツポーズ。そしてスタンドからは大歓声がわき起こった。

 その裏、先頭の吉川が死球で出塁。そして岡本和が打席に向かう直前には阿部監督がベンチを出て何か言葉を告げた。岡本和の打球は中川颯に直撃する形となり、打球が一塁側へ弾む間に走者は二塁へ。1死二塁とサヨナラの好機を作った。

 そして浅野が遊ゴロを放つ間に走者三塁へ。そして7日の同戦で延長十二回にサヨナラ弾を放っていたオコエが三振に倒れ、ドローに終わった。2位・阪神はこれで1・5ゲーム差に詰め寄る形となった。

 試合は巨人が先制した。初回の守りを三者凡退で終えると、裏の攻撃だった。DeNAの先発・ジャクソンに対し2-1から4球目、全球ストレート勝負をはね返した。151キロの直球をフルスイングすると、ライナー性の打球が右翼スタンドに一直線。今季3本目、通算13本目の先頭打者アーチ。直近6試合で3本塁打と活躍が光る。

 「最近チームに勢いづけられていなかったので、最高の形で先制点が取れてよかったです」

 阿部監督は序盤から、2度のエンドランを仕掛けるなど、積極的に動いて2点目を狙った。だが、ジャクソンも粘りの投球。1点リードの展開が続くと、六回だった。

 ここまで好投を続けてきた先発・グリフィンが、牧に同点アーチを浴びた。序盤から好投を続けながら、6回3安打1失点で降板。「リードしている中で失投の一球により、またふりだしに戻してしまった事がとても悔しいです」と振り返った。

 さらに同点の八回には、バルドナードが押し出しを与えた。マウンド上で膝から崩れ落ちた両助っ人。1球に泣いた結果が、この試合の持つ意味を物語っていた。

 それでも1点を追う八回、先頭・岡本和が四球を選ぶと、浅野は強攻策で左前打を放ち、無死一、二塁。続くオコエがきっちり送りバントを決めると、岸田の二ゴロで三走・岡本和がホームにヘッドスライディングで生還。執念の攻撃で試合を振り出しに戻していた。

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