巨人が大勝で優勝マジック「8」 戸郷12勝、岡本25号 2位・阪神と2差に拡大
「巨人6-0DeNA」(19日、東京ドーム)
巨人が引き分けを挟んで3連勝。優勝マジックを1つ減らし「8」とした。先発の戸郷が8回無失点で3年連続12勝に到達。初回に丸、吉川の二塁打2本などで3点を先制すると、五回には岡本和が25号2ランを放った。最短Vは23日。
試合は巨人が“足攻”で主導権を握った。初回、無死一、二塁。バントを試みた吉川が空振りすると、二走・丸が好判断で三盗を成功させた。吉川の適時二塁打、大城卓の左犠飛で2点を先取。さらにモンテスの一邪飛で、二走・吉川がタッチアップで三塁へ。捕球したオースティンは完全に無警戒で、隙を突かれた格好。慌てて三塁へ送球したが、これが悪送球となりボールは外野へ転がった。この間に吉川が生還した。
本塁はクロスプレーとなったが、タイミングは完全にセーフ。三浦監督はリクエストしたが、リプレー検証の結果、判定は変わらなかった。さらに五回には、浅野が先頭打席として意表を突くセーフティーバント。一塁に頭から飛び込むハッスルプレーを見せた。1死後、4番・岡本和に2ランが生まれた。
一方、投げては先発の戸郷が8回、118球の熱投。4安打無失点に抑えて、エースとしての役目を果たした。
チームは引き分けを挟んで3連勝。20日からは阿部監督が「そこでしょ。そこしかないでしょ」と、大一番と位置付ける広島&阪神との4連戦(マツダ、甲子園)。20日の初戦には井上が先発する。