「ヤクルト５－１広島」（１９日、神宮球場）

　ヤクルトが苦しみ続けた広島・床田をついに攻略。試合後の高津監督は、引退を表明した青木がもたらす不思議な力に「言葉で説明できない」と表現した。

　１８日に登録されたばかりの青木は九里から中前打を放ち、この日は五回に床田から左前打を記録。この出塁が得点につながったわけではないが、直後にサンタナの３ランで大きく広島を突き放すことに成功した。

　試合後の高津監督は青木の代打安打に対して、「これは偶然じゃないとは思う。言葉で説明できない。何て言うかな。チームに点が入るわけだからね。チームに何かをもたらす打席、ヒットなんだと思うね」と敬礼。

　また「みんなどこか心のどこかにすごく寂しさを持ちながら、空元気かもしれないですけども、非常にベンチで賑やかにやっていますよ。ノリ（青木）も元気に声出してますしね」と言い、青木のもたらす不思議な力でチームは連勝した。