ロッテ・吉井監督が大谷を祝福 自身は米大リーグ日本人初盗塁&自身初本塁打で日本人初“1-1”
ロッテの吉井理人監督(59)が20日、史上初の「50-50」を達成したドジャース・大谷翔平選手を「今日は放送をやっていたから見ていた。(ZOZOマリンスタジアムでの全体練習に向けて)ちょうど家を出る直前に50本打った。素晴らしい記録です」とたたえた。
日本人初の“1-1”を達成したのは吉井監督だった。ロッキーズに所属していた2000年、米大リーグでの日本人初盗塁を決めた。「ピッチャーはランディ・ジョンソンだったんですけど、その日は3、4番が休養日だった。たまたまノーアウトでヒットを打って、1番打者が左バッターだった。エンドランで奇襲作戦!みたいにやったら、ボールがそれてギリギリセーフになった。狙った盗塁ではなくて、ビックリして偶然セーフになった盗塁です」と当時を回想した。
盗塁よりも先に自身初本塁打を放っており「本当に印象に残っている。三塁まで行った時に涙が出そうになった」と話し、「でも2対1で負けた。8回まで投げたんやで!?」と笑いを誘った。
投手としては、2000年頃に60発以上を放ち本塁打争いを繰り広げたマーク・マグワイア、バリー・ボンズ、サミー・ソーサと対戦した。「大谷と対戦するのは投手としてどういう心境か?」と問われると「逃げたいでしょう。ホームランはピッチャーはやっぱり嫌ですから」と答えたが、当時を振り返りながら「結局ボンズとサミー・ソーサには打たれたけど、マグワイアには打たれてないんですよ。そこは打たれてないけどちょっと後悔がある。記録の中に入りたかったというね」と笑顔で懐かしんだ。