ソフトバンク22日にもV 有原連敗止めた!トップタイ13勝目でM4 「大事な試合。1イニングでも多く投げたいと」

 「ソフトバンク4-0オリックス」(20日、みずほペイペイドーム)

 エースが嫌なムードを振り払った。優勝目前で足踏みが続いていたソフトバンクは有原が8回無失点で3連敗を阻止。リーグトップに並ぶ13勝目を挙げ「大事な試合。1イニングでも多く投げたいと思っていた」と充実の汗を拭った。

 一回のピンチを切り抜けたのが大きかった。四球と安打で1死一、三塁を背負い、4番西川には懐に食い込むカットボール、紅林は外角いっぱいの速球でともに三振に仕留める。二回以降は五回を除いて、三者凡退と危なげなかった。

 前日19日の投手練習では後輩を気遣う姿があった。先発の一角で故障離脱となった大関の元へ自ら歩み寄り「こういうのも勉強。しっかり休んでまた頑張ろう」と励ました。2年目の大津には変化球の助言を送ったこともあり、精神面でも支えとなっている。

 日本ハム時代に先発の軸として切磋琢磨(せっさたくま)してきた大谷(ドジャース)が「50本塁打、50盗塁」を達成し「一緒にやらせてもらった時も半端じゃない選手だった。すごすぎる」と称賛。自身は米球界から日本に戻り、4年ぶりの歓喜へけん引している。

 2位日本ハムも楽天に勝ち、ソフトバンクの4年ぶり20度目(南海、ダイエー時代を含む)のリーグ制覇へのマジックナンバーは、一つ減って「4」。最短での優勝決定は22日となった。

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