「ヤクルト６－７中日」（２１日、神宮球場）

　中日が立浪和義監督の辞任表明後、これで２連勝。ヤクルトをかわして最下位を脱出した。７得点の打線をけん引したのは福永裕基内野手だ。

　初回の第１打席でシングルヒットを放ち、満塁と好機を拡大した福永。２点を追う三回には左翼へ同点２ランをたたき込んだ。そして五回の第３打席で木沢から右翼フェンス直撃の二塁打。サイクル安打まで残すは三塁打となった。

　そして迎えた六回１死一塁の第４打席は空振り三振に倒れたが、八回２死二塁の第５打席ではロドリゲスの前に左飛に倒れたが、３安打２打点。３安打とも得点に絡む一打だ。

　今季限りで退任する立浪監督に素質を見いだされ、今季は１０３試合の出場で打率・２８７をマークしていた福永。昨年はルーキーながら開幕スタメンに抜擢された次代の星が、成長した姿を見せた。

　決勝打の鵜飼はヒーローインタビューで「残り試合、全勝するつもりで頑張って行きます」と笑みを浮かべていた。