大経大・林 阪神・津田追う!「同じ舞台でやりたい」7回2/3を1失点 6球団スカウト視察
「関西六大学野球、大経大5-1神院大」(21日、わかさスタジアム京都)
1回戦3試合が行われ、大経大が神院大を5-1で下して先勝した。今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・林翔大投手(4年・乙訓)が先発し、7回2/3を4安打1失点で今季3勝目を記録。大商大は大院大に7-0、龍谷大は京産大に6-3で勝利した。
タテジマに袖を通した先輩の後を追う。大経大・林はポーカーフェースを貫き、淡々とアウトを重ねた。
「序盤は良かったんですけど少し力んでしまった」と、4点リードの八回2死二、三塁で降板も、七回1死までわずか1安打しか許さず。変化球を多めに投じ、器用な投球で凡打を築いた。この日最速は148キロを記録。阪神を含む6球団のスカウトが視察し、中日・山本スカウトは「変化球をきっちり投げられている」と評価した。
1歳上でOBの阪神・津田は2023年度ドラフト6位で入団。昨年は2人でチームをけん引し、先輩が夢をかなえる姿を間近で見た。「あの人は表情に出さない。相手に底を見せない」。津田の立ち居振る舞いを受け継ぎ、ドラフト候補になるまで成長を遂げた。
「(津田と)同じ舞台でやりたい」と林。運命の日までアピールを続ける。
◆林 翔大(はやし・しょうた)2002年5月12日生まれ、22歳。京都市出身。176センチ、82キロ。右投げ右打ち。投手。小学3年から旭ジュニアーズで野球を始め、加茂川中では軟式野球部に所属。乙訓では2年春から背番号「1」。大経大では2年春にベストナインと平古場賞を受賞。