日本ハム勝利でソフトバンクVはお預け 九回に宮城から決勝点を奪う 完投の加藤は10勝目
「オリックス2-3日本ハム」(22日、京セラドーム大阪)
日本ハムが競り勝ち、ソフトバンクの優勝は23日以降にお預けとなった。
ソフトバンクがデーゲームで勝ち、優勝マジック「1」。日本ハムが引き分けか負けかで、ソフトバンクの優勝が決まる状況だったが、日本ハムが踏ん張った。
日本ハムは1点先制された直後に逆転した。三回、1死一塁、水野がオリックス先発・宮城の内角高めの直球を強振。右翼スタンドに運ぶ6号逆転2ランとした。「最高の手応えでした」と振り返った。
天敵だった。今季は宮城とは4度目の対戦。過去3戦では2勝を献上。計22回2/3をわずか1得点しか奪えず、対戦打率も・183と苦にしてきた。水野自身も8打数無安打3三振と完璧に抑えられていた。
10勝目がかかる先発・加藤貴は二回に紅林の適時二塁打で先制点を失ったが、逆転後は三回から六回までパーフェクトに抑える快投。だが、七回1死から森に右前打を浴び、その後の2死二塁で西川に同点適時打を許した。
それでも九回に打線が援護。先頭万波の二塁打から1死二、三塁の好機を作り、松本剛の三ゴロの間に勝ち越し。宮城に投げ勝った加藤が10勝目を挙げた。