オリックス・中嶋監督 「言わなあかんの?」も続投濃厚 CS完全消滅、球団関係者「監督もこのままでは終われない」
「オリックス2-3日本ハム」(22日、京セラドーム大阪)
オリックス・中嶋聡監督(55)の来季続投が濃厚になっていることが22日、分かった。正式に決まれば、来季5年目の指揮を執ることになる。
4連覇を目指した今季は故障や不振などで戦力が整わず、22日時点で4位・楽天に7ゲーム差の5位と低迷し、CS進出の可能性もこの日の敗戦で完全に消滅した。試合後、去就を問われた中嶋監督は「言わなあかんの?」と、明言することはなかった。
球団側は中嶋監督の手腕を高く評価しており、9月上旬には来季続投の方向性を固めた。この日までに何らかの形で接触があったもようで、複数の球団関係者の話を総合すると、「監督もこのままでは終われない」と、続投要請を受諾する可能性が高いという。
一方で、来季のコーチングスタッフについて外部招へいを検討していることも判明した。今季23度の完封負けを喫し、チーム打率、得点はパ・リーグ5位。課題は明白だ。新たなスタッフを加えた中嶋体制で2025年の巻き返し、得点力強化を図ることになる。