ロッテ・佐々木朗希 自己最多タイ9勝目!7回2失点10K 「良くない中でも戦い続けている点は良いのかな」

 7回2失点の好投でマウンドを降り吉井監督(右)と握手を交わす佐々木(撮影・開出牧)
 力投する佐々木
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 「ロッテ7-2西武」(22日、ZOZOマリンスタジアム)

 快投を披露し、完全試合を達成した2年前の自分に並んだ。ロッテ・佐々木朗希投手が7回4安打2失点で2022年以来の自己最多タイ9勝目。「いろんなことを経験して、良くない中でも戦い続けている点は良いのかな」と自身の成長を実感した。

 初回は直球を捉えられた。2死二塁から佐藤龍に158キロ直球を中前適時打とされると、2死一塁からは野村大に左中間へ二塁打。2死二、三塁から佐藤の捕逸で2点目を献上した。

 だが、二回以降はスライダー中心に四回まで毎回三者凡退。毎回の10三振を奪い、「最善の選択を取りながら投げた。スライダーが良いところに決まってくれた」。今季は直球の不調に悩まされてきたが、その半面、スライダーで臨機応変に対応し、幅を広げた。

 「悪く言えばごまかしているだけ」と話したが、小野投手コーチは「(仕事を)果たしてくれている」と信頼を寄せる。登板翌日にはいつも振り返りを行うといい、「試行錯誤している。残り2試合くらい登板するが、チームに勝ちをもたらしてくれると思う」と期待を込めた。

 バックネット裏にはメジャー7球団が訪れ、レイズはGMと副社長、フィリーズはGM補佐が視察。そんな中でも堂々の投球を見せた。それでも右腕は「2桁だけではなくて、チームの順位にも関わってくる。まずはチームが勝つことを考えてやっていきたい」。令和の怪物がチームをCSへ連れて行く。

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