明大・宗山 日本ハム・栗山CBO「美しい選手」大絶賛 通算100安打はお預けも「当たり前を当たり前にできる」
「東京六大学野球、明大3-0東大」(22日、神宮球場)
2回戦2試合が行われ、明大が東大に連勝して勝ち点1を獲得した。リーグ34人目の通算100安打に王手をかけている今秋ドラフト1位候補・宗山塁内野手(4年・広陵)は2打数無安打2四球。記録達成とはならなかったものの、視察した日本ハムの栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(63)から絶賛を受けた。立大は法大を下し1勝1分けとした。
今秋ドラフト目玉の一挙手一投足に熱視線が注がれた。通算100安打はお預けとなったが、栗山CBOは宗山を「美しい選手」と形容した。
画面越しでは知り得ない部分もチェックするべく神宮球場へと足を運んだというが、「こっちはダメな部分、良くない時にどうするのかを見たかったんだけど…」と苦笑いするほど欠点は見当たらず。カウントごとに外野手の位置や距離感を確認することや、凡打でも全力疾走を怠らない姿勢などを挙げ「しっかり準備して常にやり切っていく。動きも基本に忠実。当たり前を当たり前にできるというのは美しく見えるし、そういう選手がプロ野球で活躍する」と賛辞を惜しまなかった。
宗山は「自分で自分を評価したら欠点だらけ」と話し「打線に課題が見えたので1週間、意識を持って取り組みたい」と次戦以降へ決意。“お墨付き”も謙虚に受け止め、高みを目指していく。