天王山第2Rはまたも息詰まる投手戦に 巨人は前夜に続いて拙攻連発

 4回、送りバントを失敗する吉川(撮影・飯室逸平)
 3回、好機に空振り三振に倒れる丸(撮影・飯室逸平)
 岡田監督(80)とメンバー表交換を行い、握手を交わす阿部監督(撮影・中田匡峻)
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 「阪神-巨人」(23日、甲子園球場)

 巨人が8残塁で19度目の完封負けを喫した前夜に続いて拙攻を連発した。

 0-0の三回は2死二塁から丸が空振り三振に倒れた。四回は先頭の浅野が右前打で出塁。続く3番・吉川は送りバントを試みたが、うまくいかず1ボール2ストライクと追い込まれた。ここでベンチは勝負に出て、犠打を狙わせたが、吉川はフェアゾーンにボールを転がせず、スリーバント失敗。聖地はどよめきに包まれ騒然となった。

 続く岡本和は遊ゴロ、大城卓は空振り三振に倒れ、得点を奪うことはできなかった。

 前夜は1-0で阪神が勝利。この日も五回まで両軍無得点で、阪神・高橋、巨人・グリフィンの息詰まる投手戦となった。

 優勝マジック「6」を点灯させているが、足踏みが続く巨人。阿部政権1年目での悲願達成を目指す中、苦しみを味わっている。

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