ソフトバンクの4年ぶり優勝が決定!日本ハムが先に敗れる 近藤は松葉づえ姿 小久保監督が就任1年目で覇権奪回

 「オリックス4-9ソフトバンク」(23日、京セラドーム大阪)

 ソフトバンクの4年ぶり20度目のリーグ優勝(前身の南海、ダイエー時代を含む)が決まった。

 優勝マジック1で迎えたこの日、2位・日本ハムが西武(ベルーナドーム)に敗れた。ソフトバンクは5点リードで九回裏2死。日本ハムの敗戦から約1分後に勝利が決まり、歓喜の瞬間を迎えた。

 小久保監督が就任1年目で、覇権を奪回した。3番柳田、4番山川、5番近藤を中心に強力打線を形成。柳田が5月31日の広島戦で負ったけがで離脱したが、栗原、周東、甲斐、今宮、牧原大ら経験豊富な選手が穴を埋めた。シーズン終盤には近藤も離脱したが、12球団トップの得点力は落ちなかった。

 投手陣は有原、モイネロ、スチュワートらが安定。リーグ屈指の防御率でライバルを寄せつけなかった。前半戦から2位に10ゲーム差以上を離す独走状態に入り、7月31日には優勝マジックが点灯した。

 22年は優勝マジック1としながらシーズン最終戦で逆転負けを喫し、オリックスの連覇を許した。3位に終わった昨年もCSファーストS・ロッテ戦では十回に3点差を逆転サヨナラ負け。2年連続で悪夢に見舞われたが、小久保監督のもと一丸で頂点を奪い返した。

 優勝決定後、離脱した近藤、柳田もグラウンドに登場。右足首を負傷した近藤は松葉づえ姿で胴上げの輪に加わった。

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