ソフトバンク・小久保監督 4年ぶりVに瞳潤む「最高でした」敵地のライバルにも敬意「3連覇したオリックスがいたからこそ」
「オリックス4-9ソフトバンク」(23日、京セラドーム大阪)
ソフトバンクの4年ぶり20度目のリーグ優勝(前身の南海、ダイエー時代を含む)が決まった。
優勝マジック1で迎えたこの日、2位・日本ハムが西武(ベルーナドーム)に敗れた。ソフトバンクは5点リードで九回裏2死。日本ハムの敗戦から約1分後に勝利が決まり、歓喜の瞬間を迎えた。
小久保監督が就任1年目で、覇権を奪回した。8回、宙に舞った後、瞳を潤ませてインタビューに応じ「2月キャンプからこの日のために全員でやってきた。懸命にやってきた選手たちに胴上げしてもらい、最高でした」とうなずいた。
優勝マジック1で迎えた戦い。打線が15安打で9点を奪っての快勝に、「勝って決めたいとそれが実現できたので良かった」とうなずきながら、相手にも敬意。「3連覇したオリックスがいたからこそ、我々もそこに向かってやれるというシーズンだった」と振り返った。
前半戦から2位に10ゲーム差以上を離す独走状態に入り、7月31日には優勝マジックが点灯した。苦しんだ9月の戦いに触れ、「(差が)開いてるだけに少し守りに入ることもあった。9月に入ってからの戦いが長く、しんどく感じた」と本音も漏れた。
ファンも待ちわびた4年ぶりV。小久保監督は「クライマックスシリーズもありますんで、あした以降、クライマックスの戦術にします。今日は楽しんで下さい」と呼びかけた。