「西武６－４日本ハム」（２３日、ベルーナドーム）

　日本ハムは投手陣が踏ん張れず逆転負け。６年ぶりのＣＳ進出は、おあずけとなった。ソフトバンクのリーグ優勝が決まった。

　先発の山崎が安定感を欠いた。１点リードの三回は、源田に逆転の２点適時二塁打を許すなど３失点。味方が同点に追いついた直後の六回は、佐藤龍、野村大に連続被弾。５回０／３を５失点でＫＯされた。

　打線は初回、２死一、三塁から重盗で先制に成功。２点を追う六回は、万波と奈良間の適時打で一時は追いつくなど、粘り強い攻撃を見せたが、ビハインドをはね返せなかった。

　新庄監督は試合後、まず敵地の雰囲気について自ら切り出した。「今年に関してはライオンズさんはあまり調子良くないですけど、これだけのファンの方達がいる。一生懸命応援している姿を見てたら、幸せな気持ちになりました」と感動した様子。両軍のファンが多く詰めかけ、「超満員でね。素晴らしいファン。ファイターズが調子いいというのもあるんじゃないですかね」とうなずいた。

　優勝したソフトバンクにも敬意。「小久保監督が一番プレッシャーかかったんじゃないですか。まずはおめでとうございます」と祝福したが、「戦いはまだ終わってないので。まずは（ＣＳ出場を）決めて。そういう、完璧な戦力でまだまだこれから大人になっていくファイターズでプロ野球が盛り上がれば最高」と先を見据えた。