ソフトバンク・王会長 V貢献の山川を大絶賛「休まずやってくれた」「8月に爆発してくれたのは大きかった」

 「オリックス4-9ソフトバンク」(23日、京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが4年ぶり20度目のリーグ優勝(前身の南海、ダイエー時代を含む)を飾った。

 強力打線の中心として、移籍1年目の山川も優勝に大きく貢献した。ここまで、チームではただひとり全試合出場。しかも全て4番で、32本塁打はリーグトップを独走。前後を打つ柳田、近藤が離脱後も、中心打者としてチームを引っ張った。8月には月間11本塁打をマークした。

 王会長も山川の活躍を大絶賛。「山川君はホームランで試合の流れを変える、チームに勢い、勇気をつけてくれた。(他の)選手も、今年はいけると思ったんじゃないか」と振り返った。

 山川は西武に在籍した昨季は女性問題でわずか17試合の出場。オフにFAでソフトバンク入りしたが、移籍を巡り批判の声も噴出した。

 それでもグラウンドで結果を出した山川に、王会長は「トレードしてきて、なかなか新しいチームでやりにくいと思うが強い思いで休まずやってくれた。それはやはり途中で調子が落ちたが、本来の力を発揮してくれて流れを作ってくれたのは、山川君が8月に爆発したのは大きかった」とうなずいた。

 山川個人にとっては西武時代の19年以来、5年ぶりに味わう歓喜の瞬間。その表情からは安堵の色もにじんだ。

 心境について「嬉しく思います」と語ったが、優勝に貢献したという質問には「そんなの全くです。やっぱり、悪い月のほうが記憶に残る。打てない時期が多かったので、非常に悔しかったので。その時に周りがカバーしてくれた。大変助かりました」と仲間に感謝した。

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