日本ハム 鍵谷引退式に大谷翔平がサプライズ登場 ビデオレターで笑い誘う「もしそうじゃないなら僕は悲しい」
「日本ハム1-3楽天」(25日、エスコンフィールド)
日本ハムの鍵谷陽平投手(34)が、エスコンフィールドで引退試合に登板。試合後は引退セレモニーを行い、仲間の手で3度胴上げされた。
セレモニーはサプライズの連続だった。栗山CBOとともに上沢が登場し花束を贈呈するとどよめいた。ビデオメッセージではロッテ・沢村が涙ながらに言葉を送った。その最後に鍵谷と同期入団のドジャース・大谷翔平投手が特大モニターに登場し、ファンが沸いた。
大谷は「この動画を観ているときには感激の涙で前が見えていないんじゃないかなと思っています。もしそうじゃないんだとしたら僕はちょっと悲しいです」と笑いを誘った。
「鍵谷さんとは同期で入団して、同期の選手が現役を退いていく中、長い間現役で頑張っている姿を見させてもらって、ほんとに頑張りたいなっていう気持ちでこれまで頑張ることができました。今回それを聞いて少し悲しいですが、またそれと同時に僕自身ももっともっと頑張りたいなという気持ちになっております。これからも応援しています」と言葉をかけた。
鍵谷は「なかなかないテイストでうれしかったです」とセレモニーを喜んだ。試合前に開いた引退会見では大谷について「(引退を)知らないんじゃないですか?」と話していた。セレモニー後には「さっきの会見では『知らないんじゃないですか?』と言ったことは申し訳なかったです」と苦笑いした。
「翔平も優勝争いしていてすごい大変な中で、自分の記録もあってバタバタだったと思うんですけど、その中でアメリカからああやってメッセージを送っていただけるのはうれしいですし、同期入団、ずっと見てきた仲間なので、最後にああやって言っていただけたのはうれしいですし、これからは翔平のファンとして応援していきたいので、それだけは伝えたいなと思います」と話した。