「ＤｅＮＡ４－１２巨人」（２６日、横浜スタジアム）

　重たい空気に包まれた。ＤｅＮＡは首位・巨人に１８安打１２失点の大敗。今季の優勝の可能性が完全消滅し、２６年連続のＶ逸が決定した。

　「序盤の失点が痛かった」。三浦大輔監督は冷静を装いながら、悔しさをにじませた。初回から手玉に取られた。長短打に足を絡められ、守りのミスも生じて、先発・ケイは二回途中６失点で降板。打ち取った打球が野手の間に落ち適時打となる不運も重なり、イラだちを募らせた左腕はベンチでグラブを投げつけるなど、荒れまくった。

　打線は山崎伊を三回途中で引きずり下ろす執念を見せたが、その後は快音が消えた。四回以降は無安打に抑え込まれた。

　優勝は逃したが、ＣＳ進出、そして日本一への目標へ「次のプランに行きます」と指揮官。「残り８試合。勝っていくしかない。まだまだ最後まで諦めずにやっていく。もう一度全力で戦っていきます」と２９日の阪神戦から始まる８連戦へ総動員で臨む。