楽天 28日に今季初登板の田中将が最終調整「ファームで取り組んできたことを出すことができれば」
28日のオリックス戦(楽天モバイル)で、今季初先発予定の楽天・田中将大投手が27日、本拠地で最終調整。「これまで春先からファームで取り組んできたことを、明日のマウンドで出すことができれば」と意気込みを語った。
この日はアップ、キャッチーボールに加え、マウンドで投球練習。捕手をベースの一歩前に座らせた状態で、セットポジションの確認を行うなど、終始引き締まった表情で汗を流した。
昨秋に右肘クリーニング手術を受けた影響もあり、今季は開幕から2軍スタート。3月下旬から8月まで実戦から遠ざかり、自身を見つめ直す時間も長かった。「なかなか思うようにことが進まないことばかりで、自分に対してのフラストレーションもそうだし、投げられるようになるのかなってよぎることもあった」と振り返った右腕。それでも懸命に調整を続け、8月上旬に実戦復帰を果たすと、ファームでイニング、球数を増やし1軍の舞台にまで這い上がってきた。
現在チームは3位・ロッテと1ゲーム差とCS争いのまっただ中。「この時期に任されたってところで、状況は重々承知している。クライマックスに向けて勢いづく投球ができれば」と力を込めた。