巨人が連勝 阪神敗れついに「M1」に 28日にも4年ぶりリーグV 岡本和、節目の1000安打が先制V打、浅野が殊勲押し出し四球

 「巨人3-1中日」(27日、東京ドーム)

 巨人が連勝で優勝マジックを1つ減らし、2位阪神が広島に敗れたためついに「M1」となった。最短で明日28日にも4年ぶりのリーグ優勝が決まる。六回、4番の岡本和が記録したプロ通算1000安打が、チームを勝利に導く先制の決勝打。先発の井上が5回無失点で試合を作るとケラー、船迫、バルドナード、大勢と小刻みな継投でリードを守った。

 0-0で進んだ試合は六回に動いた。先頭・オコエがバットを折りながら左翼線にはじき返し、無死二塁のチャンスを作った。続く吉川が送りバントを試みると、三塁線に転がった打球で内野安打を奪う。一、三塁の絶好機で4番・岡本和が中前に先制打を放った。

 このヒットで通算1000本安打に到達。価値ある1本に「先に点がとれた事、打てた事、よかったです」とコメントした。続く大城卓が送りバントを失敗したが、中山が中前打で1死満塁。ここで打席に立った浅野が、フルカウントから押し出し四球を選んだ。貴重な追加点を奪い、渾身のガッツポーズで喜びを爆発させた。

 さらに八回には大城の犠飛で追加点を奪い、試合を決めた。

 一方、先発の井上は初回、2死満塁を作ったが、粘りの投球で宇佐見を空振り三振に斬った。以降、5回まで3安打で粘りの投球。六回からケラー、船迫、バルドナードとつなぐと、八回2死一、三塁のピンチで阿部監督は大勢を投入。石川昂に中前打を浴び、1点を失ったが続く細川を空振り三振に抑えた。今季2度目の回またぎ登板となったが、リードを守り抜いた。

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