阪神・井上広大の弟・祝栄 兄の背中追って履正社に入学 8月投手転向で憧れは兄同僚の西純

 「秋季高校野球大阪大会・4回戦、履正社8-1関大北陽」(28日、萩谷総合公園野球場)

 今夏4強入りの履正社が関大北陽に八回コールドで勝利。阪神・井上広大外野手(23)の弟である祝栄投手(1年)はスタンドから試合を見つめた。

 2019年夏の甲子園で日本一に輝いた兄の背中を追って同校の門をたたいた祝栄。「夏の甲子園の決勝でホームランを打ったのを間近で見ていたことを覚えています」と星稜との決勝で現ヤクルト・奥川から本塁打を放った兄の姿はアルプスから見ていた。

 8月に野手から投手に転向し、最速は135キロ。「阪神の西純矢選手みたいになりたい」と兄と同い年で同僚右腕のピッチングスタイルに憧れているという。

 履正社に入部することを告げると、兄から「頑張れよ」とエールをもらったという祝栄。兄の背中を追いかけながら甲子園のマウンドを目指す。

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