V奪還の巨人・阿部監督、7点リードも最後まで勝負采配 坂倉からの打順で左腕・高梨 左2人仕留め、最後は前日回またぎ大勢締め「うちの抑えですから」

 リーグ制覇し、胴上げされる阿部監督(撮影・西岡正)
 優勝を決め歓喜の大勢(中央右)ら巨人ナイン(撮影・山口登)
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 「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)

 優勝マジック「1」としていた巨人が4年ぶりのリーグ優勝を飾った。阿部慎之助監督(45)は就任1年目で昨季まで2年連続4位だったチームを再建。最終盤は連覇を狙った阪神とのデッドヒートを制して2020年以来、4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝を果たした。巨人の新人監督による優勝は2002年原辰徳氏以来6人目。日本シリーズ進出を目指し、10月16日からは東京ドームでCSファイナルステージに臨む。

 菅野が8回まで119球1失点の熱投をみせると、阿部監督が九回のマウンドに送り出したのは高梨。広島が4番坂倉からの打順の中、ベテラン左腕を送り出すと、高梨は坂倉を左飛に打ち取り、同じく左の5番田村も投ゴロに打ち取り、お役御免。最後は阿部監督自らマウンドに向かい、前日に回またぎ登板の守護神大勢を迎え入れて、歓喜の瞬間を演出した。

 優勝インタビューで阿部監督は最後大勢をマウンドに送ったことに「うちの抑えですから。最後締めくくるということでいかせていただきました」と語った。

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