巨人&広島が温かい演出 マツダに阿部監督の登場曲が響く 巨人は謙虚にスタンドへあいさつ 左翼方向へ進まずOB驚き

 「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)

 巨人が広島に快勝し、4年ぶり31度目のリーグ優勝を果たした。優勝決定後、両球団の温かい姿勢が球場をつつんだ。

 胴上げ後、左翼のビジターパフォーマンス席へあいさつに向かった阿部監督と巨人ナイン。左翼席にいる広島ファンのことを考えてか、あまり左翼の方に出張らず、三塁後方の位置から一礼した。

 この光景にBS-TBSの中継で解説を務めた巨人OBの槙原氏は「謙虚ですね。もうちょっと行ってもいいんでしょうが」とコメント。すると広島球団からのサプライズも起こった。

 優勝監督インタビュー後、球場には阿部監督の現役時代の登場曲でもある「セプテンバー」が流された。この演出に巨人ファンは歓喜。広島ファンも拍手を送っていた。

 阿部監督はインタビューで「無事、優勝することができて感無量です。今日1日だけは余韻に浸って、まだまだ先がありますので。それを見据えてしっかりやっていきたいと思いますので、最後の最後まで熱いご声援、よろしくお願いします。本当にありがとうございました」とファンへメッセージを送っていた。

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