10度宙待った巨人・阿部監督「減量してよかった」ターニングポイントは9月10~12日の広島3連戦「鬼門のマツダで3タテできた」【優勝会見】

 リーグ優勝を決めナインから胴上げされる阿部監督(撮影・山口登)
 優勝を決め菅野は阿部監督と抱き合って喜ぶ(撮影・山口登)
 浅野(左)の頭をなでる阿部監督(撮影・佐藤厚)
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 「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)

 優勝マジック「1」としていた巨人が4年ぶりのリーグ優勝を飾った。阿部慎之助監督(45)は就任1年目で昨季まで2年連続4位だったチームを再建。最終盤は連覇を狙った阪神とのデッドヒートを制して2020年以来、4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝を果たした。日本シリーズ進出を目指し、10月16日からは東京ドームでCSファイナルステージに臨む。

 阿部監督はナインが作った歓喜の輪の中に、涙を流しながら進み、現役時代の背番号と同じ「10」度宙を舞った。優勝会見では「減量してよかった。10回も上げていただいて」と明かした。

 優勝へのターニングポイント問われると「たくさんあるが、僕はマツダで、鬼門だって言われているマツダでカープに3タテできた。その後の甲子園でも1つ勝てたり、そこがターニングポイントだったんじゃないかと僕は思います」と、9月10~12日の広島との3連戦を上げた。ここで2位とのゲームを4まで引き離し、Vへの流れを作った。

 涙については「みんなが苦しんだシーズンだったからこそ、そして優勝ができたっていう、嬉しくて泣くっていうのは僕も久しぶりだったので、みんな同じ気持ちだったんだなというのは見て感じさせていただきました」と、振り返った。

 チームついては「まだまだ発展途上だと思いますし、僕自身も指導者としてまだまだと思うところはたくさんあります。今後も精進して、もっともっと素晴らしいチームになるのを目指していますので、そうなってほしい。僕の願いでもありますし、僕も勉強しないといけないことがたくさんあります」と、見据えた。

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