巨人・阿部慎之助監督 就任1年目でのVは史上22人目 過去に巨人では川上監督、原監督ら 2年連続4位からチームを再建

 リーグ優勝を決めナインから胴上げされる阿部監督(撮影・山口登)
 4年ぶりのリーグ優勝を決め、喜ぶ阿部監督(中央)
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 「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)

 巨人が4年ぶりのリーグ優勝を飾った。阿部慎之助監督が就任1年目で昨季まで2年連続4位だったチームを再建。最終盤は連覇を狙った阪神とのデッドヒートを制して2020年以来、4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝を果たした。

 新人監督の優勝は1リーグ時代を含めて今回の阿部監督が22人目。今季は既に就任1年目の小久保監督が指揮するソフトバンクがリーグ優勝を果たしている。

 両リーグそろって新人監督が優勝したシーズンは2015年の工藤公康(ソフトバンク)、真中満(ヤクルト)以来、9年ぶりとなった。

 なお、巨人新人監督の優勝は1936年秋の藤本定義監督、43年の中島治康監督、61年の川上哲治監督、81年の藤田元司監督、02年の原辰徳監督で今季の阿部監督は球団6人目。

 これまでの新人監督の優勝は以下の通り。

36年秋・藤本定義(巨人)

43年・中島治康(巨人)

46年・山本一人(グレートリング)

50年・湯浅禎夫(毎日)

60年・西本幸雄(大毎)

61年・川上哲治(巨人)

75年・古葉竹識(広島)

81年・藤田元司(巨人)

86年・森祇晶(西武)

86年・阿南準郎(広島)

98年・権藤博(横浜)

02年・原辰徳(巨人)

02年・伊原春樹(西武)

04年・落合博満(中日)

04年・伊東勤(西武)

08年・渡辺久信(西武)

12年・栗山英樹(日本ハム)

15年・工藤公康(ソフトバンク)

15年・真中満(ヤクルト)

21年・中嶋聡(オリックス)

24年・小久保裕紀(ソフトバンク)

24年・阿部慎之助(巨人)

なお、日本一となったのは湯浅禎夫、川上哲治、藤田元司、森祇晶、権藤博、原辰徳、伊東勤、渡辺久信、工藤公康。また、古葉竹識はシーズン途中就任だった。

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