ヤクルト・高津監督が巨人優勝に2枚看板あり「菅野、戸郷で貯金16」 来季に向けても「投げ勝たなきゃいけない」と再建誓う
ヤクルト・高津臣吾監督(55)が、4年ぶりにリーグ優勝を果たした巨人の強さについて語った。
指揮官がまず要因として挙げたのは、強固な先発陣だった。中でも15勝(3敗)の菅野、12勝(8敗)のエース・戸郷の名前を挙げて、「この2本がしっかりしているというのは、なかなか大きな連敗をしないですし、2人で貯金16作っているわけですから。やっぱりこの柱というのがしっかりシーズン通して投げたというのは、大きかったと思います」と振り返った。
これに加えて、「バランスはやっぱりすごくいいなと思いました。投打のバランスであったり、右左のバランスであったり、それは控えている代打陣、救援陣も含めて、すごくこういろいろなバリエーションで戦えるというのは、非常にバランスの良さを感じました」と総合的な力にも着目。
阿部新監督の元、外国人選手やルーキー、浅野ら新戦力の台頭も目覚ましく「新しい人がチームに刺激を与えたというのも非常に大きい」とした。
この日阪神に勝利し、5位に浮上した高津ヤクルト。来季6年目の指揮を執ることもすでに発表されており、来季は巻き返しを誓う。高津監督は「投げ勝たなきゃいけないんだろうなと思います。打ち勝つんじゃなくて、守り勝たなきゃいけない」と改めて投手再建を誓い、「これはもうジャイアンツだけじゃないと思うんですけど、そんなにたくさん点を取れるわけではない。そんなにたくさん点を取れるわけじゃない状況を作らないといけないんじゃないかなと思います」と表情を引き締めた。