巨人・菅野 貫禄の15勝目 心の支えは同じベテラン・長野&坂本の存在「もっともっとって原動力」
「広島1-8巨人」(28日、マツダスタジアム)
大一番で本領を発揮した。巨人・菅野智之投手が8回を6安打1失点で両リーグ単独トップの15勝目をマークした。ゴールテープを切り、会心の笑みを浮かべて喜びを表現した。
貫禄の投球だった。走者を出しても粘り、大崩れしなかった。これぞ大黒柱の投球を見せた。昨季は4勝に終わり、悔しい思いを味わった。今季は先発ローテの柱としてチームを支え復活を果たした。心の支えは長野、坂本という自身と同じベテランの存在だった。
「活躍を見ると本当に心からうれしい。自分も、もっともっとって原動力です。まだまだ頑張っていけると思います」。しみじみと語るその表情には充実感が漂う。
戦いは終わらない。短期決戦でも右腕の存在は不可欠。頼もしい男が再び右腕を振り、チームを勝利に導く。