ソフトバンク・前田純 プロ初登板初先発星 6回0封でPS先発に名乗り 小久保監督「十分過ぎる投球」

 「日本ハム2-6ソフトバンク」(29日、エスコンフィールド)

 ポストシーズン(PS)へ期待の新星が名乗りを上げた。ソフトバンクはプロ初登板初先発の2年目・前田純が6回3安打無失点に抑えて初勝利。育成ドラフト10位で入団し、今年7月に支配下入りした左腕は「自分が主役だと思って投げた。最高です」とウイニングボールを手にはにかんだ。

 武器は189センチの長身から繰り出す吹き上がるような直球。伸びを示す指標は米大リーグの平均とされる数値すら大きく上回る。今季途中からはかまぼこ板を投げる練習を取り入れ、指先に掛かる感覚に磨きを掛けた。

 昨季は3軍が中心。転機はオフに参加した大ベテラン和田の自主トレだった。ランニングなど練習量の多さに最初はついていけなかったが、1カ月弱で先頭集団を走った。和田も20人近い参加選手で最も伸びたと認めたほどだった。

 優勝決定後の登板で試す意味合いが強かったが、小久保監督はPSでの起用の可能性を「候補には入っている。十分過ぎる投球」と認めた。「ホークスのエースと呼ばれるように頑張る」と前田純。さらなる大舞台でマウンドに上がる日も近そうだ。

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