巨人V 2桁失点なしの投手陣をまとめた2人の男を評論家が大絶賛「特別報奨金をあげてもいいくらい」

 プロ野球のセ・リーグは、巨人が4年ぶりにリーグ優勝を果たした。

 混戦のペナントレースとなったが、投手は復活を遂げた菅野、野手は4番・岡本和を中心に白星を重ねた。外国人の補強もはまり、フロントと現場が一丸となり覇権奪回を成し遂げた。

 巨人OBで投手コーチ経験もあるデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「勝負どころの9月、投打がかみ合って広島に3連勝できたのが大きかったと思うが、シーズントータルで見たら投手陣がよく頑張ったよな」と勝因を挙げた。

 チーム防御率2・49は12球団トップ。関本氏は「菅野の復活が一番なのは間違いないんだけど、戸郷、山崎伊に続いて井上だったりグリフィンだったり、序盤で崩れる投手がほとんどいなかった。グリフィンも鎌ケ谷の2軍戦でピシャッと抑えて戻って来たけど、よく立て直したよな」と、2桁失点が一度もなかった投手陣の安定感を絶賛した。

 リリーフ陣にも注目し、一時離脱した大勢の代わりに守護神を務めたバルドナード、昨オフ阪神から獲得したケラーの活躍も称賛。「最後は少しバテたけど、バルドナードが9セーブ、大勢のいない期間を埋めてくれた。後ろに回って崩れることもあるかと思ったけど、前半は安定していたからな。ケラーも真っすぐが強く、巨人に足りない部分を補ってくれた。阪神からフリーとなって、すぐに目をつけたのは大きかったよな」と、語った。

 昨季はチーム防御率3・39。リーグ5位から大きく改善された。関本氏は今季から1軍をまとめた杉内、内海両投手コーチの名前も挙げ「先発が立ち上がりに崩れることもなかったし、ブルペンでの準備も連係含めてかなりうまくいっていたんだろうな。バタバタするような雰囲気が伝わってくることが一度もなかった」と振り返った。

 杉内、内海両コーチは2学年違いで巨人で現役時代をともにした。12年、ソフトバンクからFAで加入した杉内コーチをチームに溶け込みやすいように奔走したのが内海コーチ。ダブルエースとして日本一に輝いた。

 コーチとしてタッグを組むのは今季が初めてだったが、「彼らは人柄も最高だから、選手からの信頼も厚いだろうな。もちろん、2軍やバッテリー部門との連係もあってこそだろうけど、ブルペンでの準備、選手のフォロー含めて細かい部分にかなり神経を使ってきたと思う。特別報奨金をあげてもいいくらいじゃないか」と賛辞を送っていた。

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