ヤクルト・尾仲は2度目の戦力外通告に絶句「3回目って考えると…。難しいです」古巣阪神戦での被弾を悔やむ
ヤクルト・尾仲祐哉投手が30日、都内の球団事務所で自身2度目の戦力外通告を受けた。
尾仲はDeNAに入団。17年オフに大和の人的補償で阪神入りした。その後、阪神を戦力外となり、ヤクルト入り。23年は11試合に登板したが、今季は1試合のみで結果を残せず。2度目の戦力外通告を受けた。
今後については「考えられない。2回目なので」と絶句。「この時期って、自分がそうじゃなくても寂しい気持ちもあるし、悲しい気持ちもあるし。それが3回目って考えると…。難しいです、嫌な気持ちもあるし」と吐露した。
今季はファームで33試合に登板し、防御率1・67。結果を残してチャンスをつかみ、1軍に昇格した。だが、9月6日の古巣阪神戦で、2回3安打4失点。佐藤輝に痛恨の満塁本塁打を浴びた。
悔いはないか問われ、「悔いは正直、この一カ月上がった時、残り一カ月だし、この一か月が勝負だと思ってたので。ホームラン打たれた時は…。今年そんな悪くなかったから、ずっと。それが結構ショックだったです。よかったのに、打たれてしまって」と唇をかんだ。
DeNA、阪神、ヤクルトとセ・リーグ3球団を経験。「思い出…。横浜だったら初勝利ですし、阪神はあんまり上で投げられなかったけど、甲子園で投げられた、同級生も多かったのもそうですし。ヤクルトはみんながよすぎるから、すごくやりやすかったのが一番です」と振り返った。
白紙の今後は家族と相談して決める考え。トライアウトは受けないとし、「一カ月考えたいなと思います」と語った。
尾仲の他、嘉弥真新也投手、三ツ俣大樹内野手、育成選手の近藤弘樹投手、下慎之介、嘉手苅浩太、フェリペの計7選手が戦力外通告を受けた。