ロッテ・佐々木朗希が1失点完投で自身初2桁10勝「野手に助けてもらい、リリーバーがたくさん頑張ってくれたおかげ」チームをCSに導く
「楽天1-5ロッテ」(1日、楽天モバイルパーク)
ロッテ先発の佐々木朗希が9回1失点で完投勝利。チームの2年連続CS進出を確定させ、自身初の2桁10勝目を挙げた。108球を投げ無四球、10三振を奪う快投を披露した。
引き分け以上でCS進出が決まる重要な一戦で先発を任された佐々木は初回、2死から辰己の痛烈な中前打が右膝付近に当たるアクシデント。ボールはわずかに体に触れただけで大事には至らなかったが、連打で一、三塁とピンチを招き、暴投で1点を先制された。
それでもその後は立ち直り、相手に得点を許さなかった。
試合後のインタビューでは「先制されてしまったが逆転してもらって、なんとかその点を守ることができてよかった」と振り返った。完投は2022年9月2日に9回1失点で敗れたオリックス戦以来で、完投での勝利は完全試合を達成した同年4月10日のオリックス戦以来。この日は八回までに99球を要していたが「ピッチングコーチから何も言われなかったので。行くのかなって思って」と当然のようにマウンドへ上がった。
自身初の2桁10勝については「今年は野手の人に助けてもらう試合が多かったのですごく感謝している。リリーバーも勝った状態をキープしてくれて、たくさん頑張ってもらい、そのおかげの10勝かなと思う」と仲間の支えに感謝。CS進出を決め「3位からになると思うが、日本シリーズに行って日本一になれるように頑張ります」と力強く宣言した。