ドラ1候補の青学大・西川 今季絶望的 右手人さし指にひび判明 全治4~6週間
「東都大学野球、青学大4-3東農大」(1日、神宮球場)
1回戦3試合が行われた。青学大は東農大に逆転勝利したものの、死球を受けて欠場していた今秋ドラフト1位候補・西川史礁(みしょう)外野手(4年・龍谷大平安)が「右手人さし指の第1関節にひびが入っている」として今季の出場が厳しい状況となったことが判明。4冠(春秋季リーグ戦、全日本大学選手権、明治神宮大会)へ試練が立ちはだかった。亜大は中大に先勝。国学院大は日大との接戦を制した。
チーム一丸となって試練を乗り越える時だ。西川が2週続けて欠場。安藤寧則監督(47)が試合後に「右手人さし指の第1関節にひびが入っています」と明かした。
9月25日の日大1回戦で右手指に死球を受け途中交代。翌26日はベンチ入りも出場はなく、27日にエックス線検査を受けた結果、判明したという。全治は4~6週間だといい、指揮官は今秋季リーグ戦中の復帰は難しい状況であると説明した。
24日に行われるドラフト会議に向けても特に注目を集める選手の1人だ。3月には大学生ながら侍ジャパントップチームに招集され、2安打1打点を記録するなど攻守でアピール。春季リーグ戦では打率・318、1本塁打、7打点でリーグ3連覇をけん引し、3年春に続く最高殊勲選手とベストナインを獲得した。
この日はシートノックからサポートに徹した西川。病院での検査日などを除き今後もベンチ入りする予定で、安藤監督は「4年生としてチームをけん引してきたし、苦しい時も乗り越えてきた。大きい存在」と言及。悲願の4冠達成へ、その存在で仲間を支える。